ヒストラHER2FISHキット
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ヒストラ HER2 FISH とは?

ホルマリン固定パラフィン包埋組織からの切片スライド(4-5μm)を用いて、蛍光顕微鏡下でHER2/neu遺伝子増幅を検出することが可能なキットです。 検体スライドの前処理は脱パラフィン、熱処理、酵素処理であり、プローブ溶液は検体スライドに滴下してホットプレート上で同時に熱変性してハイブリダイゼーションさせます。このため、操作工程が少なく簡単です。

HER2/neu 遺伝子検査の必要性

乳癌及び胃癌患者の約20%においてHER2/neuタンパクの過剰発現が見られ、 乳癌においては予後が不良であることが多いと一般的に言われており、臨床経過を予測する上で重要な検査です。

近年では、HER2/neu タンパクに対する抗体薬が承認され、予後の改善に効果が期待されています。しかし、この抗体薬を保険診療で使用するためには、保険適用になるかどうかを確認する必要があります。
この確認方法(抗体薬の治療対象選択法)には、遺伝子の増幅の検出方法として蛍光in situ ハイブリダイゼーション法(FISH法)、色素産生ハイブリダイゼーション法(CISH法)、タンパクの過剰発現の検出方法として免疫組織化学染色法(IHC法)があります。

本キットは、このFISH法に相当しますので、臨床経過の予測やHER2/neu タンパクに 対する抗体薬の治療対象選択に利用できます。

操作・測定方法

FISH法の検出原理

FISH法は、一本鎖になった検体DNAと相補的な一本鎖DNAを結合させるもので、原理的にはサザンブロッティング法と同じです。FISHの場合は、検体DNAは間期や分裂期の細胞のDNAをスライドグラスの上に貼り付けたものを処理して蛍光顕微鏡にて観察します。サンプルにする染色体や核の形態とハイブリダイゼーションシグナルの両方を同時に観察して情報を得ることが出来ます。

ここに代替テキストや画像などを自由に記述する

  • @ 検出したい配列と対応する(相補的な)配列を持ち、蛍光標識されたDNAプローブを検体に加えます。
  • A 加熱し、DNAを変性させ、2本鎖を1本鎖にします。
  • B ハイブリダイゼーションさせ、検体のDNAと蛍光標識されたDNAプローブを結合させます。
  • C 洗浄し、検体のDNAと結合していない蛍光標識されたDNAプローブを洗い流します。
  • D 蛍光顕微鏡で検体のDNAと結合した蛍光標識されたDNAプローブの蛍光発光を観察します。判定方法は、下記の「結果の判定方法」をご覧ください。

結果の判定方法

20個の核について、核あたりのHER2/neuシグナルとCh-17シグナルを計測します。

赤色のHER2/neuシグナルの総計と緑色のCh-17シグナルの総計の比(HER2/Ch-17の比)を計算します。 HER2/Ch-17比が2.0(カットオフ値)以上をHER2/neu遺伝子増幅と判定します。

判定値がカットオフ値近傍の値(1.8-2.2)になったときは、解釈に注意が必要です。カットオフ値近傍の値(1.8-2.2)のとき、さらに別の核を20個追加して数えるべきです。結果を観察するために別の観察者が再度カウントを行ないます。まだ疑わしい場合、再検査を行ないます。

ヒストラ HER2 FISH キット

製品名 ヒストラ HER2 FISH キット
一般的名称 組織検査用腫瘍マーカーキット
クラス分類等 体外診断用医薬品
クラスV
承認番号 22000AMX00077000
JMDNコード 30628023
容量 20テスト用

ヒストラ HER2 FISH キット