自動固定包埋装置 Histra-GT・Histra-QS
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自動固定包埋装置 Histra-GTとは

デュアル・プロセッサHistra-GTは、病理組織標本作製工程における「固定」から「パラフィン浸透」までの工程を、バイオプシーの迅速処理とカセットサイズのオーバーナイト処理の2つの処理に対応した自動固定包埋装置です。

本装置を導入することにより、従来の自動固定包埋装置と同等の処理ができ、さらにワンデイパソロジーの実現が可能になります。

1.特徴

デュアル・プロセッサ

オーバーナイト処理と迅速処理が可能
・任意の処理時間で手術材料が処理できます。また、終了時間を設定できますので、作業内容に合わせて終了時間を設定ができます。
・バイオプシーの場合、固定からパラフィン浸透まで約80分で処理ができます。

迅速処理の応用で迅速前処理も可能
・脂肪組織の前脱脂や、半固定組織の再固定等の前処理が、迅速に処理ができます。

使用試薬

超音波の技術を用いることで、オーバーナイト処理のみならず、迅速処理も汎用試薬で処理ができます。

デザイン

形状に丸みを持たせ、明るいピンク色を採用することで、見た目に優しいデザインになっています。

今までの病理検査室には無い、形状や色のデザインです。

2.導入メリット

製品の有効活用

通常処理、迅速処理の両方をおこなうことができるため、従来の自動固定包埋装置ではあまり使用していなかった日中の時間にもご活用いただけます。

今までは、1日のうち、約60%の時間しか製品をご使用頂いておりませんでした。

Histra-GTをご導入頂くことで、1日中でもご使用いただけますので、時間と製品の有効活用をして頂くことが可能になります。

病理検査の効率化・迅速化

Histra-GT導入前(下左図)のワークフローを極力変えずに、小さい検体であれば丸1日早く処理ができ、結果報告までの時間を短縮することができます。


処理工程例  迅速処理(3mm角程度)の場合

 

薬液名称

処理時間

設定温度

1

20%ホルマリン

15分

50℃

2

80%エタノール

3分

40℃

3

95%エタノール

5分

40℃

4

100%エタノール

5分

40℃

5

100%エタノール

5分

40℃

6

キシレン

5分

40℃

7

キシレン

5分

50℃

8

パラフィン

5分

60℃

9

パラフィン

5分

60℃

10

パラフィン

5分

60℃

処理工程例 オーバーナイト処理(非脂肪検体)の場合

 

薬液名称

処理時間

設定温度

1

15%ホルマリン

60分

50℃

2

80%エタノール

60分

40℃

3

95%エタノール

60分

40℃

4

100%エタノール

60分

40℃

5

100%エタノール

60分

40℃

6

キシレン

90分

40℃

7

キシレン

90分

50℃

8

パラフィン

90分

60℃

9

パラフィン

90分

60℃

10

パラフィン

90分

60℃

3.運用

装置のウォーミングアップの実施

薬液を設定温度まで上昇させます。
(自動ウォーミングアップ機能搭載)

検体処理の実施

検体籠へカセットを入れ、装置にセットします。
装置動作中は、自動注排出により動作します。

パラフィン洗浄の実施

2種類の薬液でパラフィン洗浄を行います。
洗浄時間は約30分間です。

4.Histra-GTの仕様

原理

超音波を使った生体組織の迅速処理法

同時処理量(標準カセット)

100カセット

薬液使用量

2.4[L]

表示

10.4インチTFTカラー液晶

入力

タッチパネル及びテンキー入力

排ガス処理

活性炭を用いた脱臭フィルタ

電源

AC100[V] 50/60[Hz]

消費電力

1500[VA]

寸法

80.5(幅)×65.6(奥行)×126(高さ)[cm]

重量

約150[kg]

記載事項

届出番号:14B2X00025000050
一般的名称:自動染色装置
JMDNコード:70191000
販売名称:自動固定包埋装置 Histra-GT
クラス分類等:一般医療機器 特定保守管理医療機器

自動固定包埋装置Histra-QSとは

自動固定包埋装置Histra-QSとは

自動固定包埋装置Histra−QSは、病理組織標本作製工程における「固定」から「パラフィン浸透」までの工程を、58分間で行うことができる装置です。(3mm角の検体の場合)
本装置を導入することにより、病理検査の即日対応を可能とし、臨床の現場と協力することにより1日検査を実現することができます。

 

 

 

 

1.特徴

超音波による処理時間の短縮

・組織内部への薬液浸透力の向上
・薬液の攪拌効果の向上
→バイオプシーの場合、固定からパラフィン浸透まで58分で処理

組織の均一な処理

処理時間の短縮により検体表面と内部に従来法のような固定時間等の差が減少します。

コンパクトな装置の実現

検体数を必要最低限の20カセット(通常のカセット)に設定
・使用薬液量の削減・・・1タンク当たり1000mL使用、タンク数は洗浄含め13タンク
・小型化、コンパクト化・・・卓上型を実現、通常の机や台に設置可能

2.導入メリット

病理検査の結果報告を同日に行うことが可能になります。

図01

超音波による処理時間の短縮

処理工程例(3mm検体の場合)

 

薬液名称

処理時間

設定温度

1

20%ホルマリン

15分

50℃

2

80%エタノール

3分

40℃

3

95%エタノール

5分

40℃

4

100%エタノール

5分

40℃

5

100%エタノール

5分

40℃

6

キシレン

5分

40℃

7

キシレン

5分

50℃

8

パラフィン

5分

60℃

9

パラフィン

10分

60℃

3.運用

装置のウォーミングアップの実施

薬液を設定温度まで上昇させます。
(自動ウォーミングアップ機能搭載)

 

検体処理の実施

検体籠へカセットを入れ、装置にセットします。
装置動作中は、自動注排出により動作します。

パラフィン洗浄の実施

2種類の薬液でパラフィン洗浄を行います。
洗浄時間は約15分間です。

4.Histra-QSの機能

超音波発振機能

本装置の核となる部分です。薬液および検体に超音波を照射することで、組織への薬液浸透が加速され、処理時間を短縮させます。

 

自動洗浄機能

検体処理後、自動的に洗浄を行います。

プログラム記憶機能

処理内容や洗浄内容を登録・記憶できます。

処理結果記憶・出力機能

実施した処理結果を1500回分記憶できる記憶機能と、パソコンなどへの出力機能を搭載しています。

5.Histra-QSの仕様

原理

超音波を使った生体組織の迅速処理法

同時処理量(標準カセット)

20カセット

薬液使用量

500mL

表示

10.4インチTFTカラー液晶

入力

タッチパネル及びテンキー入力

排ガス処理

活性炭を用いた脱臭フィルタ

電源

AC100[V] 50/60[Hz]

消費電力

1200[VA]

寸法

56(幅)×55(奥行)×66(高さ)[cm]

重量

約70[kg]

記載事項

届出番号:14B2X00025000043
一般的名称:自動染色装置
JMDNコード:70191000
販売名称:自動固定包埋装置 Histra-QS
クラス分類等:一般医療機器 特定保守管理医療機器

6.Histra-QSの画面

メインメニュー
メインメニュー

全てのメニューは、この画面から移動して

条件設定:各種処理条件設定を行います。
検体処理:検体処理の準備及び検体処理を開始することができます。
メンテナンス:各種メンテナンスを行います。
データリスト:履歴の表示・出力を行います。

 

条件設定
条件設定

各種処理条件(薬液毎の時間・温度)を設定できます。

処理条件設定:検体処理の内容を設定できます。
薬液条件設定:タンク毎に薬液名や使用回数を設定できます。
洗浄条件設定:洗浄の内容を設定できます 。

 

 

条件設定/処理条件設定
条件設定/処理条件設定

検体処理に使用する薬液の種類、処理時間、温度を設定することができます。

 

 

 

 

 

検体処理
検体処理

検体処理のスタートと装置のウォーミングアップを行うことができます。

検体処理スタート:検体籠をセットし、スタートを入力すると検体処理をスタートします。
ウォーミングアップ:検体処理を行う前に実施します。設定温度によって異なりますが、30分〜1時間程度必要となります。

 

検体処理/検体処理中

検体処理を行っているときの画面です。

ストップ:検体処理を一時停止させることができます。
検体処理終了予定時刻:設定された処理時間から終了予定時刻を算出し表示します。

 

 

メンテナンス
メンテナンス

各種メンテナンスを行うことができます。

洗浄:パラフィン洗浄を行います。
動作テスト:トラブル時に使用します。
薬液交換:落第交換など行うことができます。
処理検体数・回数表示:自動カウントしている処理の回数等を表示します 。

マイクロウェーブと超音波の違い

マイクロウェーブ

ホルマリンやエタノールでは効果を発揮できますが、キシレンやパラフィンではマイクロウェーブの効果はありません。
そのため、バキュームを併用し攪拌を行う必要があります。

 

超音波

ホルマリンやエタノール、キシレン、パラフィンのどの薬液でも効果を発揮できます。
そのため、Histra-QSはバキューム等の攪拌機能は必要なく超音波のみでOKです。